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ニュース 2012年

12月18日:米国発明家アカデミー会員(Charter Fellow)に選出される

http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-12/uosf-nao121712.php
12月18日(タンパ、フロリダ発)、米国発明家アカデミー(National Academy of Inventors)は98名の発明家を同アカデミーのCharter Fellowsに選出したと発表した。この中にはノーベル賞受賞者8名、米国発明家殿堂入りした発明家11名、米国科学アカデミー会員等からの50名が含まれる。我が国からは遠藤一人が選ばれた。

11月3日:瑞宝重光章を受ける

http://www8.cao.go.jp/shokun/index.html
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/136760.html
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121103/trd12110305010001-n1.htm
11月3日、秋の叙勲受章者3940名が発表されました。遠藤は瑞宝重光章受章者の一人に選ばれました。11月8日午後、受章者は宮中松風の間において、内閣官房長官から勲章と勲記を伝達されました(写真)。その後、伝達された勲章を着用した受章者は、配偶者を同伴し、豊明殿において、天皇陛下に拝謁しました。

9月20日:米国発明家殿堂入り記念フォーラム(一橋大学イノベーション研究センター)

http://hitotsubashiiir.blogspot.jp/2012/08/2012920.html
長岡貞夫氏(一橋イノベーション研究センター教授)企画の、“遠藤の米国発明家殿堂入りを記念するフォーラム”が一橋大学佐野書院で開催された。講演は遠藤の「科学の世界一と日本一」と長岡の「スタチンの発見と開発過程から学べるもの」の2題。

単行本「Great Discoveries in Medicine」の出版

http://www.amazon.co.jp/Great-Discoveries-Medicine-William-Bynum/dp/0500251800
表記タイトルの単行本が、英国で昨年出版されていたことを最近知った。編者と出版社は以下の通り。William & Helen Bynum(edited), Thames & Hudson Ltd, London。本書は紀元前のエジプト医学に始まり、医学の全分野を包括する70章から構成されている。 医薬の分野(9章からなる)ではアヘン、ジギタリス、ペニシリン、経口避妊薬、β―ブロッカー、スタチンなど9種が紹介されている。2012年、本書の邦語訳が医学書院から出版されたが、惜しいことに第52章のスタチンには間違いと不適切な表現が多い。

5月13日・14日:ペンシルバニア大学(米国)から名誉博士号

http://www.upenn.edu/commencement/
5月2日、ボストンから空路フィラデルフィアへ。2012年度にペンシルバニア大学から名誉博士号をともに受ける7名の顔ぶれは多彩。ジョフリー・カナダ(Geoffrey Canada)はハーレムを中心に子供と家族を救う活動の代表、2006年には『タイム』誌で、世界で最も影響力のある100人の一人に選ばれた。デビッド・ペトレウス(David Petraeus)は元アフガニスタン派遣軍の司令官で、現在は米中央情報局(CIA)長官。ジョーン・ルイス(John R. Lewis)は民主党下院議員で、60年代以降、マーチン・ルーサー・キングと共に活動してきた市民権運動の指導者。アンナ・スミス(Anna Deavere Smith)は女優・劇作家・社会活動家。ルゼナ・バシー(Ruzena Bajccsy)はコンピュータ科学・技術などを専門とするカリフォルニア大学名誉教授、ピーター・ラックス(Peter D. Lax)は理論数学者。

写真左:13日夜のアミー・グトマン総長主催祝宴控え室の関係者。座っている4人の左から遠藤、ルイス、バシー、ラックス、後列左から3番目がカナダ、4番目がグトマン、5番目がスミス、右端がペトレウス。写真右は14日の学位授与式。同大陸上競技場における卒業式の一環として、スクリーン中の角帽姿は遠藤、その左がグトマン総長。

5月12日(土)からペンシルバニア大学キャンパス内のThe Inn at Pennに滞在。13日夜に総長公邸で前夜祭。ここで各受賞者が3分以内のリマーク(スピーチ)をした。遠藤は研究を簡単に紹介した後に、下記のジョークを加えた。これが好評だった。テキサス大学・ダラス校のマイケル・ブラウン(Michael Brown、1985年ノーベル生理学・医学賞)が同じテーブル。ペン大化学の教授アモス・スミス(Amos.Smith,III)がホスト役で最後までお世話になった。

“In 2000, I went in for a day-long health exam and found out I had slightly high cholesterol. The doctor didn’t know who I was and informed me, “Don’t worry. I know some very good drugs to lower your cholesterol.” I refused the statin prescription. My LDL cholesterol was only modestly elevated, so I decided to try bringing it under control by exercising more. Eventually, though, I chose to take my own medicine. Exercising did not work, so I am now taking a statin. However, I shouldn’t specify which one. Thank you very much.”

5月9日:ハーバード大学医学部で取材とセミナー

5月7日、列車でボストンへ、自宅療養中のSuzanne Vogelさんを見舞う。9日午後、Brigham and Women’s Hospital Division of Pharmacoepidemiology and Pharmacoeconomics のAaron Kesselheim(写真左端) を訪ね、伊藤慶太(写真右端)の通訳でインタビューを受け、その後1時間セミナー。同席のJerry Avorn(Chief,of the division(写真遠藤の右)からサイン入り(写真左)の著書“Powerful Medicines. The Benefits, Risks, and Costs of Prescription Drugs”(Alfred A. Knopf 社2004年出版)を受ける。

“Boston, May 2012. For Dr. Endo, with enormous respect and admiration for all that you have done in developing one of the most powerful medicines. Jerry Avorn”.

http://www.amazon.com/Powerful-Medicines-Benefits-Risks-Prescription/dp/0375414835
写真は伊藤慶太氏の提供

5月3日:アントニオ・ガットー教授を訪ねる

5月3日、ニューヨークへ列車で移動。 コーネル大学病院にAntonio Gotto教授を訪ね、1時間歓談。同氏はアメリカ心臓学会(AHA)会長,国際動脈硬化学会会長を務めた長老。サイン入りの著書”The Living Heart in the 21th Century”(右の写真)をいただく。サインは、”To Dr. Endo, with great admiration for his discovery of statins which has saved many lives. Sincerely, Antonio M. Gotto. Thank you. May 3, 2012.”

http://www.amazon.com/Living-Heart-Century-Michael-Debakey/dp/1616145633

米国発明家殿堂入り  5月1、2日  ワシントンD.C.

http://www.invent.org/2012induction/
今回殿堂入りが決まった7名中、故スチーブ・ジョブズ(アップル社創設者)を除く、以下の6名が出席(カッコ内は業績)。Akira Endo( Mevastatin), Barbara Liskov (Programming languages & system design), C. Kumar N. Patel( Carbon dioxide laser), Lubomyr Romankiw(Thin film magnetic head), David Thompson (Thin film magnetic head), Gary Starkweather(Laser printer)。

5月1日正午に関係者が昼食で顔合わせ、夜ハパーテイ。既に殿堂入りしているOB 21名も加わり、賑やか。

5月2日午前はNational Portrait Gallery, Smithsonian American Art Museumでリハーサル。メリーランド大学のグレッチェン・ジョーンズ(Gretchen Jones)教授が通訳として協力。正午から本番(以下3点写真)。6時半からブラックタイに着替えて、リンカーン大統領就任会場となった2階ホールでレセプション、7時15分からは、1階中庭でデイナーとセレモニー。受賞者は順番にステージに上がり、メダルを受けた後に、3分間のスピーチ。レセプションが一段落すると、受賞者全員とOB、協会関係者全員の撮影会。

米国科学アカデミー総会 4月28日から5月1まで ワシントンD.C.

http://eventdigital.smugmug.com/National-Academy-of-Sciences/2012-Events
写真は全米科学アカデミー(NAS)のウエブサイトから。

4月28日

午後800-930 新会員認証式(Presentation Ceremony)。 紹介される89名中、72番目にステージに登場、一際大きな拍手を受ける。写真はNASウエブサイトより。

4月29日

午後1時からNAS会員で、前年度にノーベル賞を受賞した8名のラウンドテーブル・デスカッションがあった。8名の内訳は物理3、生理・医学3、経済2.これほどの受賞者を会員に抱えるNAS、つまり米国の絶大な力を誇示する行事。午後4時からは、ガーデンパーテイ(下の写真)に続き、午後6時半からLucy and Philip Handler Memorial Concert(バッハ、メンデルスゾーン、チャイコフスキー)。写真はNASウエブサイトより。

4月30日:総裁主催祝宴

4月30日夜のアカデミー総裁主催祝宴会場で、左が旧知のMIT教授Monty Krieger夫妻と、右がカリフォルニア大学サンジエゴ校名誉教授ダニエル・スタインバーグ夫妻。写真左はKriegerの提供、右はNASウエブサイトより。

4月25日:日本国際賞授賞式と祝宴

国立劇場で日本国際賞授賞式典、ホテル・ニューオータニで祝宴
http://www.japanprize.jp/data/photos2012/20120425_presentation_ceremony/index.htm
http://www.japanprize.jp/data/photos2012/20120425_banquet/index.htm

4月19日:春の園遊会

http://mainichi.jp/select/news/20120420k0000m040028000c.html
4月19日、天皇、皇后両陛下主催の「春の園遊会」が赤坂御苑で開かれた(下の写真)。遠藤夫妻は招かれて出席。
http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/enyukai/enyukai.html

4月4日:参議員予算委員会で話題になる

4月4日の参院予算委員会で質問した民主党の植松恵美子議員がスタチンの開発を例にあげ、科学技術政策の遅れを指摘して、首相の考えを質した。

植松恵美子ブログ:http://www.e-uematsu.jp/
参院ビデオライブラリー:http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2月23日(木):渋谷区立長谷戸小学校小学5,6年に講演

卒業生の草川信が教師として在職中に「夕焼け小焼け」を作曲したことから「夕焼け小焼けの小学校」として知られる。校長は島崎均。子供たちに話すのは夢があって楽しい。下記2例は子供たちからの感想文。

1月21日、ホテル・ニューオータニ:文化功労者顕彰祝賀会

東京農工大学と関係者が主催。の支援で文化功労者検証祝賀会を開催。120名ほどの和やかな会であった。

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